スナッチ(捨名知)とは、ワノ国の侍が心を奮い立たせるときに叫ぶ掛け声のこと。(名前を捨て、知恵を捨てる)
いざ強大な敵に立ち向かうときにビビってしまっては、本来の実力を十二分に発揮できないので、「スナーーーーーッチ!!!」と大声で叫んで、頭の中を空っぽにして突撃するのだ。
モモの助はゾロにスナッチのことを「勇気が出ないときに心を奮い立たせるまじない」と教わり、竹刀を振り下ろすときに発していた。
しかし、スナッチには「名前を捨てる」という意味が含まれているため、光月家の跡取りのモモの助が発するには適さない言葉として家臣の菊之丞が使用を禁止した。
鬼ヶ島における討ち入り作戦では、赤鞘九人男(裏切り者のカン十郎除く)にイゾウを加えた9人が、スナッチと叫びながら主君の仇・四皇カイドウに斬りかかった。(第986話「拙者の名前」)