覇気とは、人間ならば誰しも潜在的に持っている力のことで、見聞色の覇気・武装色の覇気・覇王色の覇気の3つに分類されている。
大半の人間は覇気の存在に気づけない、もしくは、体得しようとしても叶わず一生を終える。
ワノ国では流桜(りゅうおう)と呼ばれている。
見聞色の覇気
見聞色の覇気は、相手の気配をより強く感じる力だ。
これを鍛えれば、視界に入っていない敵の位置・数、さらに次の瞬間の相手の行動を読み取ることができるようになる。
ビッグ・マム海賊団の三将星の1人であるシャーロット・カタクリのように、見聞色の覇気を極めたものは少し先の未来が見えるようになる。(ルフィも対カタクリ戦を経て、この境地まで辿り着いた)
六式の1つ、紙絵(かみえ)や空島でゴッド・エネルが使っていた心綱(マントラ)も見聞色の覇気にあたる。
麦わらの一味で見聞色の覇気を扱えるのはルフィ・ゾロ・サンジ・ウソップのみ。
武装色の覇気
武装色の覇気を使えば、自然系(ロギア)の悪魔の実の能力者の体を実体として捉えることができる。(物理的攻撃を与えることができる)
武装色の覇気の主な効果は「硬化」だ。
体全身に纏うこともできるし、おでこや右腕のような体の一部分に纏わせることも可能。
武装色の覇気を纏った部位は黒光りするのが特徴で、刀などの武器に纏わせれば色が変色する。
新世界以降の作中で使用されている頻度が最も高いのは武装色の覇気で、海賊団の船長や幹部クラスの船員ならば基本的に体得している印象だ。
麦わらの一味で武装色の覇気を扱えるのはルフィ・ゾロ・サンジのみ。
覇王色の覇気
覇王色の覇気は、相手を威圧する力だ。
使用者と対象者との間に圧倒的な実力の差がある場合、覇王色の覇気を受けたものは泡を吹き白目をむいて気絶する。
魚人島では、ルフィがホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団の雑魚兵5万人を覇王色の覇気で一瞬で気絶させた。
数百万に1人しか身につけられない先天性の高い覇気ではあるが、新世界に入ってからはそれが嘘のようにうじゃうじゃと覇王色の覇気の使い手が登場する。
主な覇王色の覇気の使い手は以下。
- モンキー・D・ルフィ
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- 光月おでん
- ユースタス・キャプテンキッド
- 冥王シルバーズ・レイリー
見聞色・武装色の覇気と違い、覇王色の覇気は威力を鍛え上げることはできず、当人の成長によってのみ威力が増す。
ルフィはアマゾン・リリーや頂上戦争などで無意識で覇王色の覇気を発動していたが、2年間の修行を経て、いつでも好きなタイミングで発動することができるようになった。
アニメや映画では分かりやすいように、かなり大げさに覇王色の覇気が描かれているが、かなりかっこいいので見てない方は一度見て欲しい。