塩田武士の新作情報|過去作品も一覧で紹介

『騙し絵の牙』で知られる作家・塩田武士さんの単行本最新刊情報と、デビュー作から新作までの全12冊をあらすじ付きの時系列降順で紹介します。ネットショッピングや調べ物、選書にお役立てください。

単行本最新刊は『デルタの羊』

デルタの羊書影画像

■あらすじ
アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説『アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する。しかし業界の抱える「課題」が次々と浮き彫りとなり、波乱の状況下、窮地に追い込まれる。一方、フリーアニメーターの文月隼人は、ある理由から波紋を広げる“前代未聞のアニメ”への参加を決意するが…。アニメに懸ける男たちの人生が交差するとき、“逆転のシナリオ”が始動する!
(Amazon商品説明より)

出版社KADOKAWA
発売日2020年10月7日
定価1,870円
Amazon楽天
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塩田武士の過去作品一覧【時系列降順】

「タイトルのみの箇条書き」と、「Amazon・楽天の商品リンク付きリスト」を紹介します。用途に応じて使い分けて下さい。まずは前者から記載します。

  • 『デルタの羊』
  • 『歪んだ波紋』
  • 『騙し絵の牙』
  • 『罪の声』
  • 『拳に聞け!』
  • 『氷の仮面』
  • 『雪の香り』
  • 『盤上に散る』
  • 『崩壊』
  • 『ともにがんばりましょう』
  • 『女神のタクト』
  • 『盤上のアルファ』
  • 2020年10月
    『デルタの羊』
  • 2018年8月
    『歪んだ波紋』

    ■受賞/候補
    吉川英治文学新人賞受賞

    ■あらすじ
    地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。 同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。 「この車、遺族宅にあるらしい」。 沢村は取材へ急行する。 犯人は家族なのか――(「黒い依頼」)。 「誤報」を通じて現代社会の虚と実に迫る、著者会心の傑作。

  • 2017年8月
    『騙し絵の牙』

    ■受賞/候補
    2018年本屋大賞6位

    ■あらすじ
    出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。ある夜、上司から廃刊の可能性を匂わされたことを機に組織に翻弄されていく。社内抗争、大物作家の大型連載、企業タイアップ…。飄々とした「笑顔」の裏で、次第に「別の顔」が浮かび上がり―。俳優・大泉洋を小説の主人公に「あてがき」し話題沸騰!

  • 2016年8月
    『罪の声』

    ■受賞/候補
    第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位

    ■あらすじ
    京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め―。圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

  • 2015年8月
    『拳に聞け!』

    ■あらすじ
    便利屋でアルバイトをしている省吾はある日、古びたボクシングジムの前に佇む女性、優香に出くわす。ジムに立ち退きを迫っているという彼女の話を聞き、金儲けになるかもとその話に乗る。だが、若いボクサー・勇気と出会い、時をともに過ごすうちに省吾の中であることが…。―軽妙な筆致で描かれる熱いドラマ。それぞれの“過去”を背負った人間たちがちらりと見せる意地やプライドに心が揺れる、成長と再生の物語。

  • 2014年11月
    『氷の仮面』

    ■あらすじ
    小学四年の春、同じクラスになった真壁君の顔を見たとき、翔太郎は恋のきらめきと痛みを知った。小さな希望すらも打ち砕かれる人生。仮面の下、ずっと女の子になりたかった―。終章、二十四年後の春に明かされる優しく美しい秘密とは。生きてゆくことの切なさに共感せずにはいられない感動の青春恋愛小説。

  • 2014年6月
    『雪の香り』

    ■あらすじ
    学生時代、冬の日に出会った恋人・雪乃。12年前に姿を消した彼女を、いま警察が追っている。新聞記者になった私は密かに調査を開始した。彼女は何をしたのか。なぜ姿を消したのか。京都の四季を背景に描かれる若き日の恋と、隠された秘密をめぐる現在の日々。

  • 2014年3月
    『盤上に散る』

    ■あらすじ
    唯一の家族だった母を亡くした明日香は、遺品から一通の出されなかった手紙を見つける。宛名は「林鋭生様」。それが将棋の真剣師の名だと知り、明日香は林を捜すことに。「新世界の昇り龍」と呼ばれ、ある対局後に、忽然と姿を消したという男と母との関係は。昭和を生きた男女の切なさと強さを描いた傑作。ドラマで林鋭生を演じる石橋蓮司さん×塩田武士さん巻末特別対談を収録!!

  • 2013年5月
    『崩壊』

    ■あらすじ
    雨の夜、市議会議長が殺害された。波山署の本宮は県警捜査一課の若手・平原優子と組み捜査にあたるが、意外な容疑者が浮かび上がる。その影を追ううち、本宮たちは一人の青年の心の闇に出会う―。八〇年代のバブル経済に呑み込まれた男女と、それを見つめた彼らの子どもたち。ある家族の崩壊と殺人事件を通して、時代を生きる人間を鋭く描き出す、傑作刑事小説。

  • 2012年7月
    『ともにがんばりましょう』

    ■あらすじ
    地方新聞社、入社六年目の武井涼。極度のあがり症で一切の交渉事に向かないが、委員長に口説かれ労働組合の執行委員を務めることに。折しも会社からの深夜労働手当引き下げ案が大きな波紋を呼んでいた。組合対経営陣。緊迫の団体交渉を克明に綴り、働くことへの熱い思いを描き出す傑作エンターテインメント!

  • 2011年10月
    『女神のタクト』

    ■あらすじ
    恋も職も失い、傷心旅行で神戸に流れ着いた矢吹明菜、三十歳。偶然出会ったi‐Podを器用に操る老人に託されたのは、瀕死のオーケストラの再建だった。濃いメンバーとMっ気満点の気弱なマエストロを束ね、凶暴な“女神”の崖っぷちの挑戦が始まる。読んだ人すべてに幸福が降り注ぐ、笑いと感動の音楽物語。

  • 2011年1月
    『盤上のアルファ』

    ■受賞/候補
    第5回小説現代長編新人賞受賞

    ■あらすじ
    「おまえは嫌われてる」。神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは、やけ酒の席で大喧嘩した同い年の不遜な男・真田信繁だった。背水の陣でプロ棋士を志す男が巻き起こす熱い感動の物語。