アニメ『フルーツバスケット』を観た感想

2022年GW期間をフルに使って一気観したアニメ『フルーツバスケット』。あまりにも感動的な話が多くて毎話泣かされたし、登場するキャラ全員が個性豊かで素敵だったし、ギャグシーンも毎回笑えてほんとうに最高!「あー面白かった」で余韻を終わらせたくなかったのと、感想を書く練習としてこの文章を綴りました。

感想・魅力

内容紹介に終始しないように気をつけながら書き綴ります。

異性に抱きつかれると動物になる設定が深かった!

日本人に馴染み深い、子丑寅卯…でおなじみの十二支を軸としたストーリーが新鮮で面白かったです。十二支の獣つきの人間は、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという特異体質。

草摩由希はねずみ、草摩夾はネコといったように、美男美女揃いの主要キャラたちはそれぞれ呪いと闇を抱えています。

十二支のことがバレてしまい、せっかくできた初めての友達の記憶を隠蔽された草摩由希。十二支の獣つきの子供を授かったせいで精神的に壊れてしまった草摩紅葉の母親。十二支の秘密を知っても変わらず愛し続けてくれたかなさんの記憶を泣く泣く消した草摩はとり。

自分が生まれたせいで家庭が崩壊していく様や、「あんたなんか生まれてこなきゃ良かったのよ!」と母親に冷たく言い放たれたり、「おまえのせいで母さんは自殺したんだ!」と否定されたり…。そういった数々のトラウマが蘇る彼らの子どもの頃の回想シーンが見ていてとてもしんどく、胸が張り裂けそうになりました。

逆に、草摩かぐら・草摩ひろ/さきの家庭のように、しっかりと子どもと向き合い良好な関係を築いている愛情たっぷりの母親も描かれていて対照的で眩しかったです。

ヒロイン・本田透の言動すべてが尊い!

とにかく本田透が可愛い!優しい!温かい!純粋!癒やされる!超友達思い!

これまで数々のアニメを観てきましたが、本田透と肩を並べられるヒロインはいないのでは!と思うくらい魅力的なキャラクターでした。

ぼくが恋愛漫画/アニメに精通していないからだけかもしれませんが、いやあたぶん今後彼女の尊さを越えてくる猛者は現れない気がしてならないのです(笑)

次から次へと透の前に現れる草摩一族の面々。それぞれが抱える大きな悩みに真正面から真摯に向き合い、透は1つずつ丁寧に解決していくのです。

号泣必至という言葉はありきたりすぎるのであまり使いたくはありませんが、透が十二支の獣つきの子どもたちを大切に思い寄り添う姿勢には号泣必至と言わざるを得ません…。もっと的確な語彙力がほしい。

OPもEDもフルバの雰囲気に合ってて良かった!

OP・ED主題歌ともに、『フルーツバスケット』の包み込むような温かい雰囲気にマッチした素敵な楽曲ばかりでした。

Netflixでボタン1つでスキップ可能でしたが、主題歌も含めてフルバの思い出にしたかったのであんまり飛ばさずに聴いちゃいました(笑)

EDの作画の可愛らしいようなちょっぴり寂しくなるような感じも大好きです。

どの曲も素晴らしかったですが、お気に入りの曲を強いてあげるなら『Again』『HOME』『Lucky Ending』の3曲!

聴いた瞬間、「これはフルバのために作られた歌だ!」と感激しました。時がたっても、それらの曲を聴くたびにぼくはきっとフルバを思い出して泣きそうになるのでしょう。

聖地

透たちが時折、乗り降りしていたのは田園調布駅だそう!時間を作って聖地巡礼してみたい。

一人で行くのは寂しいので誰か『フルーツバスケット』が好きな方とご一緒に(笑)

田園調布は高級住宅街らしいので、豪邸散歩もかねていっときたい。