「アッコちゃんシリーズ」で知られる作家・柚木麻子さんの単行本最新刊情報と、デビュー作から新作までの全22冊をあらすじ付きの時系列降順で紹介します。ネットショッピングや調べ物、選書にお役立てください。
単行本最新刊は『らんたん』
■あらすじ
大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだったーー。
(Amazon商品説明より)
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2021年10月27日 |
定価 | 1,782円 |
柚木麻子の過去作品一覧【時系列降順】
「タイトルのみの箇条書き」と、「Amazon・楽天の商品リンク付きリスト」を紹介します。用途に応じて使い分けて下さい。まずは前者から記載します。
- 『らんたん』
- 『マジカルグランマ』
- 『踊る彼女のシルエット』
- 『名作なんか、こわくない』
- 『さらさら流る』
- 『BUTTER』
- 『奥様はクレイジーフルーツ』
- 『幹事のアッコちゃん』
- 『ナイルパーチの女子会』
- 『3時のアッコちゃん』
- 『ねじまき片想い』
- 『本屋さんのダイアナ』
- 『その手をにぎりたい』
- 『伊藤くんA to E』
- 『ランチのアッコちゃん』
- 『王妃の帰還』
- 『私にふさわしいホテル』
- 『早稲女、女、男』
- 『けむたい後輩』
- 『嘆きの美女』
- 『あまからカルテット』
- 『終点のあの子』
- 2021年10月『らんたん』
- 2019年4月『マジカルグランマ』
■受賞/候補
第161回直木賞候補■あらすじ
女優になったが結婚してすぐに引退し、主婦となった正子。夫とは同じ敷地内の別々の場所で暮らし、もう4年ほど口を利いていない。ところが、75歳を目前に再デビューを果たし、「日本のおばあちゃんの顔」となる。しかし、夫の突然の死によって仮面夫婦であることが世間にバレ、一気に国民は正子に背を向ける。さらに夫には2000万の借金があり、家を売ろうにも解体には1000万の費用がかかると判明、様々な事情を抱えた仲間と共に、メルカリで家の不用品を売り、自宅をお化け屋敷のテーマパークにすることを考えつくが―。「理想のおばあちゃん」から脱皮した、したたかに生きる正子の姿を痛快に描き切る極上エンターテインメント! - 2018年4月『踊る彼女のシルエット/デートクレンジング』
■あらすじ
義母が営む喫茶店を手伝う佐知子と芸能事務所でマネージャーをする実花。 出会ってから十六年。趣味にも仕事にも情熱的な実花は、佐知子の自慢の親友だった。 だが、実花が生み育てたアイドルグループが恋愛スキャンダルで解散に追い込まれたのをきっかけに、彼女は突然“婚活”を始める。 「私には時間がないの」と焦る実花に、佐知子は打ち明けられないことがあり……。 幸せを願っているのに、すれ違ってしまう二人が選ぶあしたとは。 - 2017年12月『名作なんか、こわくない』
■あらすじ
人気作家・柚木麻子をつくりあげた57冊! 名作は堅苦しい、と感じている人も多いだろう。しかしページをめくれば、そこにいるのは、今の私たちと変わらない悩みを抱えた人々で、女の友情、野心、恋の駆け引き、男の本音といったテーマなどが、余すところなく描かれている。 つまり名作には、女子が今を生きるために必要な情報が山ほど詰まっているのである。 本書は、スタンダールの『赤と黒』、有吉佐和子の『悪女について』からメルヴィルの『白鯨』まで、57冊の読みどころとその本にまつわる著者の思い出を紹介。 - 2017年8月『さらさら流る』
- 2017年4月『BUTTER』
- 2016年5月『奥様はクレイジーフルーツ』
■あらすじ
結婚して三年ほどの三十歳の主婦、初美。編集者の夫とは仲が良く、優しい彼に不満はないが、夜の営みが間遠に。欲求不満で同級生の男と浮気をしそうになったり、義弟に妄想、浪人生を誘惑、果ては乳房を触診する女医にまで発情する始末。夫婦はエロさから遠ざかる? 幸せとセックスレスの両立は難しい? 〝セックスレス〟という名のモンスターに挑む主婦は、禁断の果実をかじってしまうのか!? - 2016年2月『幹事のアッコちゃん』
- 2015年3月『ナイルパーチの女子会』
■受賞/候補
第28回山本周五郎賞受賞、第3回高校生直木賞受賞■あらすじ
商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。だが他人との距離感をうまくつかめない彼女をやがて翔子は拒否。執着する栄利子は悩みを相談した同僚の男と寝たことが婚約者の派遣女子・高杉真織にばれ、とんでもない約束をさせられてしまう。一方、翔子も実家に問題を抱え―。友情とは何かを描いた問題作。 - 2014年10月『3時のアッコちゃん』
- 2014年8月『ねじまき片想い』
- 2014年4月『本屋さんのダイアナ』
- 2014年1月『その手をにぎりたい』
■あらすじ
八十年代。都内で働いていた青子は、二十五歳で会社を辞め、栃木の実家へ帰る決意をする。その日、彼女は送別会をかね、上司に連れられて銀座の高級鮨店のカウンターに座っていた。彼女は、そのお店で衝撃を受ける。そこでは、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べるのだ。青子は、その味にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。そして東京に残ることを決めた。お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。 - 2013年9月『伊藤くんA to E』
■あらすじ
美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。彼の周りには恋の話題が尽きない。こんな男のどこがいいのか。尽くす美女は粗末にされ、フリーターはストーカーされ、落ち目の脚本家は逆襲を受け……。傷ついてもなんとか立ち上がる女性たちの姿が共感を呼んだ、連作短編集。 - 2013年4月『ランチのアッコちゃん』
■あらすじ
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説! - 2013年1月『王妃の帰還』
- 2012年10月『私にふさわしいホテル』
■あらすじ
文学新人賞を受賞した加代子は、憧れの“小説家”になれる…はずだったが、同時受賞者は元・人気アイドル。すべての注目をかっさらわれて二年半、依頼もないのに「山の上ホテル」に自腹でカンヅメになった加代子を、大学時代の先輩・遠藤が訪ねてくる。大手出版社に勤める遠藤から、上の階で大御所作家・東十条宗典が執筆中と聞き―。文学史上最も不遇な新人作家の激闘開始! - 2012年7月『早稲女、女、男』
- 2012年2月『けむたい後輩』
- 2011年12月『嘆きの美女』
- 2011年10月『あまからカルテット』
- 2010年5月『終点のあの子』