前話268話「悪魔」では、悪魔の住む冥府の地獄ぶりが丹念に描かれた。
生まれた瞬間に序列が決まっている世界で、アスタの悪魔・リーベは魔力がないことから最下位に位置し、来る日も来る日も上位悪魔に虐げられ続けていた。
そんなある日、冥府の門にぶん投げられたリーベは門をすり抜け人間界へ。ボロボロで気絶していたリーベを助けたのはアスタの母親と思しきリチタという天真爛漫な女性だった。
リチタはリーベの人生を180°変え、2人は幸せに暮らしていた。しかし最上位悪魔ルチフェロによりリチタは死亡。リチタの魔法で五つ葉のグリモワールに閉じ込められたリーベはくそったれな悪魔殲滅を誓う。
魔法の使えないアスタは従魔の儀でそんなリーベに打ち勝つことができるのか?
ブラッククローバー最新話269話「魔法が使えないヤツ」をネタバレありの感想とともに振り返る!
目次
ブラッククローバー269話ネタバレ
リーベにグーパンチをお見舞いするアスタ
オレはこの肉体で勝つ!!!
悪魔にも悪魔なりの事情があって、とてつもない悲しみや憎しみをうちに秘めていることを理解したアスタは、拳と拳でぶつかり合ってその気持ちも全部受け止めると決意する。
そんなアスタは今や片腕だ。魔法が使えない片腕のアスタにリーベは容赦なく剣を振るう!
アスタはひょいっと攻撃をかわすと、猛スピードでリーベに迫り、顔面にグーパンチをお見舞いする!日々欠かすこと無く体を鍛え続けているアスタの拳は、たとえ魔法が使えなくともズキズキ痛みを感じるほどのダメージをリーベに負わせる。
リーベの悪魔に対する憎しみが反魔法を呼び寄せた
オレの力がなきゃ 重いだけのナマクラだ!!!
断魔の剣、宿魔の剣、滅魔の剣を操り連撃を繰り出すリーベ!対するアスタはヤミ団長の刀を使って応戦。
リーベが言うように、アスタの身体能力がどれだけ高くても、魔法がなければ鉄を砕くような一撃も殺傷能力の高い一撃も放つことは不可能に等しい。それではルチフェロ含む上級悪魔に勝つことは夢のまた夢だ。
しかし、アスタとリーベが真に力を合わせれば決して無理ではない、ということのフラグのような今の2人の戦いである(笑)
ここで一瞬、五つ葉のグリモワールに閉じ込められた後のリーベの回想が入る。閉じ込められていた期間、リーベはひたすらに悪魔への憎しみの感情を募らせ続けた。その結果、魔力のなかったリーベに反魔法(アンチ魔法)が発現したという。力を手にしたはいいものの、リーベはグリモワールから出られなくなっていた。そこへメシアのごとく現れたのがアスタだったのだ。五つ葉のグリモワールはアスタを選び、リーベの悪魔殲滅への道が始まった。
たくさんの猛者と戦ってきた魔法が使えないヤツ
集中して氣を読めば
すげー捉えやすかったぜ オマエの剣は…!
リーベの3本の剣を駆使した一斉攻撃がアスタに迫る!フーッと深く息を吐き出したアスタは見聞色の覇気を纏ったルフィのようなしなやかな動きで全てかわしてみせる。海底神殿の戦士・キアトがやっていた動きをまさに再現したのだ。
アスタとリーベの近接戦闘が始まる。これまで数々の激闘で共に戦ってきた、あるいは戦った魔法剣士達の動きに少しでも近づけるように、己の体を鍛え続けてきたアスタ。今ここで限界を超えろ、ヤミ団長の言葉が今にも聞こえてきそうなシーンである。ナハトから見たアスタがヤミの姿と重なった時、アスタの一撃がリーベに炸裂!
魔法が使えないヤツに負けるはずがないのにどうしてオレはこいつに斬られている…とでも言いたげな表情を浮かべるリーベに対し、アスタはこう言い放つ。
オマエが戦っているのはただの魔法が使えないヤツじゃない…
たくさんの猛者と戦ってきた魔法が使えないヤツだ!!!!
くうぉ〜かっちょいいね〜アスタ。痺れるぜその一言。
「魔法が使えないヤツ」という言葉を2回使ってかっこいい名言を考えよ、的な問題の模範解答みたい。ただの〇〇じゃない、〜な〇〇だ。テストに出るよ。
そして、最後に、師匠ヤミの超必殺技「死突(しとつ)」を彷彿させる突きをリーベにお見舞いするアスタ!!
今回はここでおしまい。
努力とこれまでの莫大な経験で得た力を全て出しきり悪魔・リーベを圧倒したアスタが描かれたブラッククローバー269話。
これで従魔の儀はアスタの勝利決定となるのか?
そしてアスタくんウルトラスーパーパワーアップ計画成功となるのか?
次回ブラッククローバー270話も目が離せない!!
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