柚月裕子の新刊情報|過去作品も一覧で紹介

2018年本屋大賞2位『盤上の向日葵』で知られる作家・柚月裕子さんの単行本最新刊情報と、デビュー作から新作までの全18冊を時系列降順で紹介します。ネットショッピングや調べ物、選書にお役立てください。

単行本最新刊は『ミカエルの鼓動』

ミカエルの鼓動書影画像

■あらすじ
大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。
(Amazon商品説明より)

出版社文藝春秋
発売日2021年10月7日
定価1,870円
Amazon楽天
BookLive!Audible

柚月裕子の過去作品一覧【時系列降順】

「タイトルのみの箇条書き」と、「Amazon・楽天の商品リンク付きリスト」を紹介します。用途に応じて使い分けて下さい。まずは前者から記載します。

  • 『ミカエルの鼓動』
  • 『月下のサクラ』
  • 『暴虎の牙』
  • 『検事の信義』
  • 『凶犬の眼』
  • 『盤上の向日葵』
  • 『合理的にあり得ない』
  • 『慈雨』
  • 『あしたの君へ』
  • 『孤狼の血』
  • 『ウツボカズラの甘い息』
  • 『朽ちないサクラ』
  • 『パレートの誤算』
  • 『蟻の菜園』
  • 『検事の死命』
  • 『検事の本懐』
  • 『最後の証人』
  • 『臨床真理』
  • 2021年10月
    『ミカエルの鼓動』
  • 2021年5月
    『月下のサクラ』

    ■あらすじ
    事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングをし、解決へと導く機動分析係。 森口泉は機動分析係を志望していたものの、実技試験に失敗。しかし、係長・黒瀬の強い推薦により、無事配属されることになった。鍛えて取得した優れた記憶力を買われたものだったが、特別扱い「スペカン」だとメンバーからは揶揄されてしまう。 自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。 泉は早速当て逃げ事件の捜査を始める。そんな折、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚した。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚で、やがて殺人事件へと発展してしまう……。

  • 2020年3月
    『暴虎の牙』

    ■あらすじ
    広島のマル暴刑事・大上章吾の前に現れた、最凶の敵。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦の暴走を、大上とその愛弟子である日岡は止められるのか? 著者の人気を決定づけた警察小説『孤狼の血』シリーズ、ついに完結!

  • 2019年4月
    『検事の信義』

    ■あらすじ
    検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。被告人は実業家の非嫡出子で腕時計は形見に貰ったと主張、それを裏付ける証拠も出てきて、佐方は異例の無罪論告をせざるを得なくなってしまう。なぜ被告人は決定的な証拠について黙っていたのか、佐方が辿り着いた驚愕の真相とは(「裁きを望む」)。 孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!

  • 2018年3月
    『凶犬の眼』

    ■あらすじ
    悪徳刑事・大上章吾の血を受け継いだ日岡秀一。広島の県北の駐在所で牙を研ぐ日岡の前に現れた最後の任侠・国光寛郎の狙いとは?日本最大の暴力団抗争に巻き込まれた日岡の運命は?『孤狼の血』続編!

  • 2017年8月
    『盤上の向日葵』

    ■受賞/候補
    2018年本屋大賞2位

    ■あらすじ
    平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――

  • 2017年2月
    『合理的にあり得ない』

    ■あらすじ
    上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰 な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。 金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。 欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するがーー。 著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント!

  • 2016年10月
    『慈雨』

    ■あらすじ
    警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。

  • 2016年7月
    『あしたの君へ』

    ■あらすじ
    裁判所職員採用試験に合格し、家裁調査官に採用された望月大地。 だが、採用されてから任官するまでの二年間――養成課程研修のあいだ、修習生は家庭調査官補・通称“カンポちゃん”と呼ばれる。 試験に合格した二人の同期とともに、九州の県庁所在地にある福森家裁に配属された大地は、当初は関係書類の記載や整理を主に行っていたが、今回、はじめて実際の少年事件を扱うことになっていた。 窃盗を犯した少女。ストーカー事案で逮捕された高校生。一見幸せそうに見えた夫婦。親権を争う父と母のどちらに着いていっていいのかわからない少年。 心を開かない相談者たちを相手に、彼は真実に辿り着き、手を差し伸べることができるのか――。 彼らの未来のため、悩み、成長する「カンポちゃん」の物語。

  • 2015年8月
    『孤狼の血』

    ■受賞/候補
    日本推理作家協会賞受賞、第154回直木賞候補

    ■あらすじ
    昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

  • 2015年5月
    『ウツボカズラの甘い息』

    ■あらすじ
    家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって……。全ては文絵の虚言か企みか? 戦慄の犯罪小説。

  • 2015年2月
    『朽ちないサクラ』

    ■受賞/候補
    第5回徳間文庫大賞受賞

    ■あらすじ
    警察のあきれた怠慢のせいで ストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。新聞記者である親友に 裏切られた……口止めした森口泉は愕然とする。 情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が 遺体となって発見された。警察広報職員の泉は、 警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。 次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。 事件の裏には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた……。

  • 2014年10月
    『パレートの誤算』

    ■あらすじ
    念願の市役所に就職がかなった牧野聡美は、生活保護受給者のケアを担当する事になった。 敬遠されがちなケースワーカーのという職務に不安を抱く聡美。先輩の山川は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。その山川が受給者たちが住むアパートで撲殺された。受給者からの信頼も篤く、仕事熱心な先輩を誰が、なぜ? 聡美は山川の後を引き継いだが、次々に疑惑が浮上する。山川の知られざる一面が見えてきたとき、新たな惨劇が……。

  • 2014年8月
    『蟻の菜園』

    ■あらすじ
    結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。

  • 2013年9月
    『検事の死命』

    ■あらすじ
    電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。

  • 2011年11月
    『検事の本懐』

    ■受賞/候補
    第15回大藪春彦賞受賞

    ■あらすじ
    ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。険悪ムードが漂う捜査本部は、16件目の現場から走り去った人物に似た男を強引に別件逮捕する。取調を担当することになった新人検事の佐方貞人は「まだ事件は解決していない」と唯一被害者が出た13件目の放火の手口に不審を抱く(「樹を見る」)。権力と策略が交錯する司法を舞台に、追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。

  • 2010年5月
    『最後の証人』

    ■あらすじ
    検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。

  • 2009年1月
    『臨床真理』

    ■受賞/候補
    第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞

    ■あらすじ
    臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!