第159回直木賞受賞『ファーストラヴ』で知られる作家・島本理生さんの単行本最新刊情報と、デビュー作から新作までの全28冊をあらすじ付きの時系列降順で紹介します。ネットショッピングや調べ物、選書にお役立てください。
単行本最新刊は『星のように離れて雨のように散った』
■あらすじ
行方不明の父、未完の『銀河鉄道の夜』、書きかけの小説。三つの未完の物語の中に「私」は何を見い出すのか? 人生の岐路に立つ女子大学院生を通して描く、魂の彷徨の物語。
(Amazon商品説明より)
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年7月28日 |
定価 | 1,540円 |
島本理生の過去作品一覧【時系列降順】
「タイトルのみの箇条書き」と、「Amazon・楽天の商品リンク付きリスト」を紹介します。用途に応じて使い分けて下さい。まずは前者から記載します。
- 『星のように離れて雨のように散った』
- 『2020年の恋人たち』
- 『まっくろいたちのレストラン』
- 『夜はおしまい』
- 『あなたの愛人の名前は』
- 『ファーストラヴ』
- 『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』
- 『イノセント』
- 『夏の裁断』
- 『匿名者のためのスピカ』
- 『Red』
- 『週末は彼女たちのもの』
- 『よだかの片想い』
- 『B級恋愛グルメのすすめ』
- 『七緒のために』
- 『アンダスタンド・メイビー』
- 『あられもない祈り』
- 『真綿荘の住人たち』
- 『君が降る日』
- 『波打ち際の蛍』
- 『クローバー』
- 『あなたの呼吸が止まるまで』
- 『大きな熊が来る前に、おやすみ。』
- 『一千一秒の日々』
- 『ナラタージュ』
- 『生まれる森』
- 『リトル・バイ・リトル』
- 『シルエット』
- 2021年7月『星のように離れて雨のように散った』
- 2020年11月『2020年の恋人たち』
■あらすじ
ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。落ち着く間もなく、店を引き継ぐかどうか、前原葵は選択を迫られる。同棲しているのに会話がない恋人の港、母の店の常連客だった幸村、店を手伝ってもらうことになった松尾、試飲会で知り合った瀬名、そして……。楽しいときもあった。助けられたことも。だけどもう、いらない。めまぐるしく動く日常と関係性のなかで、葵が選んだものと選ばなかったもの――。 - 2020年5月『まっくろいたちのレストラン』
■あらすじ
まっくろいたちは、ぶきみな牙がコンプレックス。 そのために孤独だったまっくろいたちは、 レストランをはじめました。 やってきたのは、うさぎのお嬢さま。 愛する人のため、できることは? 島本理生と平岡瞳が灯す、森の奥の愛のお話。 - 2019年10月『夜はおしまい』
■あらすじ
性とお金と嘘と愛に塗れたこの世界を、私たちは生きている。 ミスコンで無遠慮に価値をつけられる私。お金のために愛人業をする私。夫とはセックスしたくない私。本当に愛する人とは結ばれない私――。 秘密を抱える神父・金井のもとを訪れる四人の女性。逃げ道のない女という性を抉るように描く、島本理生の到達点。 - 2018年12月『あなたの愛人の名前は』
■あらすじ
結婚を控えた恋人と同棲している瞳。バーで浅野さんと出会い、生まれて初めて、ただひたすらに彼が欲しいと思って……(「あなたは知らない」)。月に一、二回会う関係の瞳さんは、家に男の人がいる。絶対に俺を傷つけない彼女との関係は、とても楽だと思っていたが……(「俺だけが知らない」)。同じ部屋で同じ時を過ごしていながら、絶望的なまでに違う二人の心。すれ違う大人の恋愛を描く全6編。 - 2018年5月『ファーストラヴ』
- 2017年6月『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』
■あらすじ
残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋……。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。 - 2016年4月『イノセント』
- 2015年8月『夏の裁断』
- 2015年7月『匿名者のためのスピカ』
■あらすじ
法科大学院生の笠井修吾は就職の相談がきっかけで同級生の館林景織子と親しくなる。彼女には恋人に監禁された過去があり、今もその男らしき相手から連絡が来るという。怯える彼女を守ると誓った修吾だったが、ある日彼女は、その男と思しき人物の車に自ら乗って姿を消してしまう。修吾は彼らを追って南の島に向かうが…。 - 2014年9月『Red』
- 2013年8月『週末は彼女たちのもの』
■あらすじ
婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。そんな男女に突然訪れる新しい恋の予感。信号待ちの横断歩道、偶然立ち寄ったバーのカウンター……。いつでも、どこでも恋は生まれる。臆病なあなたに贈る、人を好きになることのときめきと切なさに溢れた恋愛小説。 - 2013年4月『よだかの片想い』
- 2013年1月『B級恋愛グルメのすすめ』
■あらすじ
ふらっと出掛けた街角で見つけた美味しい恋と食のエピソードに、男女を隔てる永遠の謎。すぐ傍にある日常的な出来事たちを恋愛小説の書き手の視点で見ると……? 等身大で赤裸々な傑作エッセイ! - 2012年10月『七緒のために』
- 2010年12月『アンダスタンド・メイビー』
■あらすじ
「おまえは俺のこと、見つけられるって」少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ。デビュー10周年記念書き下ろし作品。 - 2010年5月『あられもない祈り』
- 2010年2月『真綿荘の住人たち』
- 2009年3月『君が降る日』
- 2008年7月『波打ち際の蛍』
- 2007年11月『クローバー』
- 2007年8月『あなたの呼吸が止まるまで』
■あらすじ
舞踏家の父と暮らす朔は、物語を書くのが好きな十二歳。クラスの中で浮いた存在になることを恐れつつも、気の強い鹿山さんとの友情を深め、優しい田島君への憧れを抱きながら、少しずつ大人に近づいていた。だが、そんな朔の日常を突然切り裂くできごとが起こり──。私はきっと、なんらかの方法で戦わなくてはいけない。唐突に子供時代を終わらせられた少女が決意した復讐のかたちとは。 - 2007年3月『大きな熊が来る前に、おやすみ。』
■あらすじ
きっかけは本当につまらないことだった。穏やかな暮らしを揺さぶった、彼の突然の暴力。それでも私は――。互いが抱える暗闇に惹かれあい、かすかな希望を求める二人を描く表題作。自分とは正反対の彼への憧れと、衝動的な憎しみを切り取る「クロコダイルの午睡」。戸惑いつつ始まった瑞々しい恋の物語、「猫と君のとなり」。恋愛によって知る孤独や不安、残酷さを繊細に掬い取る全三篇。 - 2005年6月『一千一秒の日々』
- 2005年2月『ナラタージュ』
- 2004年1月『生まれる森』
- 2003年1月『リトル・バイ・リトル』
■受賞/候補
第25回野間文芸新人賞受賞、芥川賞候補■あらすじ
ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。 - 2001年10月『シルエット』