道尾秀介の新刊情報|過去作品も一覧で紹介

直木賞受賞作『月と蟹』で知られる作家・道尾秀介さんの単行本最新刊情報と、デビュー作から新作までの全34冊をあらすじ付きの時系列降順で紹介します。ネットショッピングや調べ物、選書にお役立てください。

単行本最新刊は『N』

N書影画像

■あらすじ
「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。
定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。
殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。
ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。
殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。

道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。
(Amazon商品説明より)

出版社集英社
発売日2021年10月5日
定価1,870円
Amazon楽天
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道尾秀介の過去作品一覧【時系列降順】

「タイトルのみの箇条書き」と、「Amazon・楽天の商品リンク付きリスト」を紹介します。用途に応じて使い分けて下さい。まずは前者から記載します。

  • 『N』
  • 『雷神』
  • 『カエルの小指』
  • 『いけない』
  • 『スケルトン・キー』
  • 『風神の手』
  • 『満月の泥枕』
  • 『サーモン・キャッチャー』
  • 『スタフ』
  • 『透明カメレオン』
  • 『緑色のうさぎの話』
  • 『貘の檻』
  • 『鏡の花』
  • 『笑うハーレキン』
  • 『ノエル』
  • 『光』
  • 『水の柩』
  • 『カササギたちの四季』
  • 『月と蟹』
  • 『月の恋人』
  • 『プロムナード』
  • 『光媒の花』
  • 『球体の蛇』
  • 『花と流れ星』
  • 『龍神の雨』
  • 『鬼の跫音』
  • 『カラスの親指』
  • 『ラットマン』
  • 『ソロモンの犬』
  • 『片眼の猿』
  • 『シャドウ』
  • 『骸の爪』
  • 『向日葵の咲かない夏』
  • 『背の眼』
  • 2021年10月
    『N』
  • 2021年5月
    『雷神』

    ■あらすじ

  • 2019年10月
    『カエルの小指』

    ■あらすじ
    「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する。シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。

  • 2019年7月
    『いけない』

    ■あらすじ
    第1章「弓投げの崖を見てはいけない」 自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。 第2章その話を聞かせてはいけない」 友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か? 第3章「絵の謎に気づいてはいけない」 宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。

  • 2018年7月
    『スケルトン・キー』

    ■あらすじ
    19歳の坂木錠也(さかき じょうや)は、ある雑誌の追跡潜入調査を手伝っている。 危険な仕事ばかりだが、生まれつき恐怖という感情が欠如した錠也にとっては天職のようなものだ。 天涯孤独の身の上で、顔も知らぬ母から託されたのは、謎めいた銅製のキーただ1つ。 ある日、児童養護施設時代の友達が錠也の出生の秘密を彼に教える。 それは衝動的な殺人の連鎖を引き起こして……。 二度読み必至のノンストップ・ミステリ!

  • 2018年1月
    『風神の手』

    ■あらすじ
    遺影専門の写真館「鏡影館」。その街を舞台に、男子小学生から死を目前に控えた老女まで、様々な人物たちの人生が交差していく――。 数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、技巧と世界観。朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む、道尾秀介にしか描けない、その集大成といえる傑作長編小説。

  • 2017年6月
    『満月の泥枕』

    ■あらすじ
    姪の汐子と下町で暮らす凸貝二美男は、泥酔した公園で奇妙な光景を目撃する。 白髪の老人、叫び声、水音、歩き去る男。 後日訪ねてきた謎の少年は、二美男が見たのは「自分の伯父が祖父を殺した」現場だと言う。 遺体の捜索を依頼された二美男は、汐子や貧乏アパートの仲間と共にとんでもない事態に巻き込まれていく――。

  • 2016年11月
    『サーモン・キャッチャー』

    ■あらすじ
    場末の釣り堀「カープ・キャッチャー」には、「神」と称される釣り名人がいた──。小さな生け簀を巡るささやかなドラマが、しかし、どういうわけか、冴えない日々を送る六人を巻き込んで、大きな事件に発展していく。しみじみ笑える異色作。

  • 2016年7月
    『スタフ』

    ■あらすじ
    移動デリを経営する夏都は、芸能界の闇を巡る事件に巻き込まれていく。思いもよらない結末があなたを待ち受ける、感動のミステリー。

  • 2015年1月
    『透明カメレオン』

    ■あらすじ
    ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。「僕はこの人が大好きなのだ」。秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。

  • 2014年6月
    『緑色のうさぎの話』

    ■あらすじ
    直木賞作家、道尾秀介がデビュー前の17歳の冬に描いた絵本の原作を、 Mr.Childrenのプロモーションビデオ『花の匂い』『常套句』を制作し 話題を呼んだ半崎信朗が描き下ろす、これまでにない質感の感動絵本! いじめにあった緑色のうさぎが、自らの悲惨な境遇や大切な人の死を 乗り越えて生きていく姿を美しく描く、こころ温まる物語。

  • 2014年4月
    『貘の檻』

    ■あらすじ
    一年前に離婚した大槇(おおまき)辰男は、息子・俊也(しゅんや)との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子(そぎみねこ)を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が……。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨(さまよ)い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!

  • 2013年9月
    『鏡の花』

    ■あらすじ
    もしも大切な人がいなかったら、どんな人生を送るのか? 身近な誰かが欠けてしまったパラレルな六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。緻密な構成が輝く、著者渾身の意欲作。

  • 2013年1月
    『笑うハーレキン』

    ■あらすじ
    全てを失った家具職人の東口と、家無き仲間たち。そこに飛び込んできたのは、謎の女と奇妙な修理依頼――巧緻なたくらみとエールに満ちた傑作長篇!

  • 2012年9月
    『ノエル』

    ■あらすじ
    孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの〈物語〉は、哀しい現実を飛び越えてゆく――。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。

  • 2012年6月
    『光』

    ■あらすじ
    利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。

  • 2011年10月
    『水の柩』

    ■あらすじ
    平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。

  • 2011年2月
    『カササギたちの四季』

    ■あらすじ
    リサイクルショップ・カササギは今日も賑やかだ。理屈屋の店長・華沙々木と、いつも売れない品物ばかり引き取ってくる日暮、店に入り浸る中学生の菜美。そんな三人の前で、四季を彩る4つの事件が起こる。「僕が事件を解決しよう」華沙々木が『マーフィーの法則』を片手に探偵役に乗り出すと、いつも話がこんがらがるのだ…。心がほっと温まる連作ミステリー。

  • 2010年9月
    『月と蟹』

    ■受賞/候補
    直木賞受賞

    ■あらすじ
    あの夏、海辺の町で少年は大人になる涙を知った。 孤独な子ども達が始めた願い事遊びはやがて切実な思いを帯びた儀式めいたものに――深い余韻が残る少年小説の傑作。

  • 2010年5月
    『月の恋人』

    ■あらすじ
    不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た弥生は、滞在先の上海で葉月蓮介と出会う。蓮介は、高級家具を扱うレゴリスの若き経営者として注目される存在だった。一方、この街に住むシュウメイは、美貌を買われ、レゴリスのCMモデルに選ばれるも、それをきっぱりと断っていた―。恋は前触れもなく、始まった。道尾秀介があなたに贈る、絆と再生のラブ・ストーリー。

  • 2010年5月
    『プロムナード』

    ■あらすじ
    作家になるまでの道程、偏愛する映画や本のこと、昔好きだった女の子の話……デビューから6年の歳月をかけ、独自の視点で日常を切り取り、丁寧な言葉で書き綴った新感覚エッセイ集。

  • 2010年3月
    『光媒の花』

    ■受賞/候補
    第23回山本周五郎賞受賞

    ■あらすじ
    認知症の母と暮らす男の、遠い夏の秘密。幼い兄妹が、小さな手で犯した罪。心の奥に押し込めた、哀しみに満ちた風景を暖かな光が包み込んでいく。儚く美しい全6章の連作群像劇。

  • 2009年11月
    『球体の蛇』

    ■あらすじ
    あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった……。狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。

  • 2009年8月
    『花と流れ星』

    ■あらすじ
    死んだ妻に会うために霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛と、彼女にほのかな思いを寄せる、売れない作家・道尾。3人のもとに、傷ついた心を持った人たちが訪れる。友人の両親を 殺した犯人を見つけたい少年。自分のせいで孫を亡くした老人……。彼らには誰にも打ち明けられない秘密があった。人生の光と影を集めた、心騒ぐ5編。

  • 2009年5月
    『龍神の雨』

    ■受賞/候補
    大藪春彦賞受賞

    ■あらすじ
    添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に合わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。

  • 2009年1月
    『鬼の跫音』

    ■あらすじ
    ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂!

  • 2008年7月
    『カラスの親指』

    ■受賞/候補
    第62回日本推理作家協会賞受賞

    ■あらすじ
    人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに!

  • 2008年1月
    『ラットマン』

    ■あらすじ
    結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは―。

  • 2007年8月
    『ソロモンの犬』

    ■あらすじ
    秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

  • 2007年2月
    『片眼の猿』

    ■あらすじ
    盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

  • 2006年9月
    『シャドウ』

    ■受賞/候補
    第七回本格ミステリ大賞受賞

    ■あらすじ
    人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?

  • 2006年3月
    『骸の爪』

    ■あらすじ
    ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師が一人消えていた。道尾は、霊現象探求家の真備、真備の助手・凛の三人で、瑞祥房を再訪し、その謎を探る。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。

  • 2005年11月
    『向日葵の咲かない夏』

    ■あらすじ
    夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

  • 2005年1月
    『背の眼』

    ■受賞/候補
    第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞

    ■あらすじ
    児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?