2012年から始まった本屋大賞「翻訳小説部門」の歴代受賞作品とノミネート作品をまとめて紹介します。2022年大賞受賞作は、ソン・ウォンピョン著『三十の反撃』でした。
「本屋大賞」歴代受賞作一覧|ノミネート含む192作品まとめ目次
2022年翻訳小説部門第1位は『三十の反撃』
■あらすじ
1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。
大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自身を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになる――。
(Amazon商品説明より)
著者 | ソン・ウォンピョン |
翻訳 | 矢島暁子 |
出版社 | 祥伝社 |
発売日 | 2021年8月7日 |
定価 | 1,760円 |
ページ数 | 300 |
歴代の「翻訳小説部門」第1位一覧
- 2022年:『三十の反撃』ソン・ウォンピョン
- 2021年:『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ
- 2020年:『アーモンド』ソン・ウォンピョン
- 2019年:『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ
- 2018年:『カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女』ステファニー・ガーバー
- 2017年:『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン
- 2016年:『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・セヴィン
- 2015年:『その女アレックス』ピエール・ルメートル
- 2014年:『HHhH プラハ、1942年』ローラン・ビネ
- 2013年:『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト
- 2012年:『犯罪』フェルディナント・フォン・シ-ラッハ
- 2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位『三十の反撃』ソン・ウォンピョン/訳:矢島暁子
- 2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ/訳:友廣純
- 2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位『アーモンド』ソン・ウォンピョン/訳:矢島暁子
- 2019年本屋大賞翻訳小説部門第1位『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ/訳:山田蘭
- 2018年本屋大賞翻訳小説部門第1位『カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女』ステファニー・ガーバー/訳:西本かおる
- 2017年本屋大賞翻訳小説部門第1位『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン/訳:長山さき
- 2016年本屋大賞翻訳小説部門第1位『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・セヴィン/訳:小尾芙佐
- 2015年本屋大賞翻訳小説部門第1位『その女アレックス』ピエール・ルメートル/訳:橘明美
- 2014年本屋大賞翻訳小説部門第1位『HHhH プラハ、1942年』ローラン・ビネ/訳:高橋啓
- 2013年本屋大賞翻訳小説部門第1位『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト/訳:藤井光
- 2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位『犯罪』フェルディナント・フォン・シ-ラッハ/訳:酒寄進一
2022年翻訳小説部門ノミネート作品|第11回
- 1位『三十の反撃』ソン・ウォンピョン/訳:矢島暁子
- 2位『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン/訳:服部京子
- 3位『クララとお日さま』カズオ・イシグロ/訳:土屋政雄
2021年翻訳小説部門ノミネート作品|第10回
- 1位『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ/訳:友廣純
- 2位『神さまの貨物』クロード・グランベール/訳:河野万里子
- 3位『あの本は読まれているか』ラーラ・プレスコット/訳:吉澤康子
2020年翻訳小説部門ノミネート作品|第9回
- 1位『アーモンド』ソン・ウォンピョン/訳:矢島暁子
- 2位『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン/訳:岸本佐知子
- 3位『三体』劉慈欣/訳:大森望ほか
2019年翻訳小説部門ノミネート作品|第8回
- 1位『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ/訳:山田蘭
- 2位『きげんのいいリス』トーン・テヘレン/訳:長山さき
- 3位『元年春之祭』陸秋槎/訳:稲村文吾
2018年翻訳小説部門ノミネート作品|第7回
- 1位『カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女』ステファニー・ガーバー/訳:西本かおる
- 2位『13・67』陳浩基/訳:天野健太郎
- 3位『その犬の歩むところ』ボストン・テラン/訳:田口俊樹
2017年翻訳小説部門ノミネート作品|第6回
- 1位『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン/訳:長山さき
- 2位『すべての見えない光』アンソニー・ドーア/訳:藤井光
- 2位『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』ピ-タ-・トライアス/訳:中原尚哉
- 3位『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ/訳:ヘレンハルメ美穂・羽根由
2016年翻訳小説部門ノミネート作品|第5回
- 1位『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・ゼヴィン/訳:小尾芙佐
- 2位『紙の動物園』ケン・リュウ/訳:古沢嘉通
- 2位『国を救った数学少女』ヨナス・ヨナソン/訳:中村久里子
- 3位『服従』ミシェル・ウェルベック/訳:大塚桃
- 3位『歩道橋の魔術師』呉明益/訳:天野健太郎
2015年翻訳小説部門ノミネート作品|第4回
- 1位『その女アレックス』ピエール・ルメートル/訳:橘明美
- 2位『ハリー・クバート事件』ジョエル・ディケール/訳:橘明美
- 2位『火星の人』アンディ・ウィアー/訳:小野田和子
- 3位『ペナンブラ氏の24時間書店』ロビン・スローン/訳:島村浩子
- 3位『窓から逃げた100歳老人』ヨナス・ヨナソン/訳:柳瀬尚紀
2014年翻訳小説部門ノミネート作品|第3回
- 1位『HHhH プラハ、1942年』ローラン・ビネ/訳:高橋啓
- 2位『11/22/63』スティーヴン・キング/訳:白石朗
- 2位『コリーニ事件』フェルディナント・F・シーラッハ/訳:酒寄進一
- 2位『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』レイチェル・ジョイス/訳:亀井よし子
2013年翻訳小説部門ノミネート作品|第2回
- 1位『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト/訳:藤井光
- 2位『湿地』アーナルデュル・インドリダソン/訳:柳沢由実子
- 2位『ルパン、最後の恋』モーリス・ルブラン/訳:平岡敦
- 3位『2666』ロベルト・ボラーニョ/訳:野谷,内田,久野
- 3位『深い疵』ネレ・ノイハウス/訳:酒寄進一
2012年翻訳小説部門ノミネート作品|第1回
- 1位『犯罪』フェルディナント・フォン・シ-ラッハ/訳:酒寄進一
- 2位『紙の民』サルバド-ル・プラセンシア/訳:藤井光
- 3位『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア/訳:岩本正恵
- 3位『忘れられた花園』ケイト・モートン/訳:青木純子