前話262話「波乱会議」では、黒の暴牛副団長ナハトがスペード王国に単身潜入していたことが明らかになった。
アスタが彼を一度も見たことがなかったのはナハトが極度のヤミ嫌いでたったの一度しか黒の暴牛アジトに来たことがなかったからだそうだ!
一方、王都では緊迫としたムードで団長会議が行われていた!
ジャック・ザリッパー、ノゼル、フエゴレンらが一触即発な雰囲気になったその時、ナハトがアスタとともに姿を現す!
ナハトが潜入で得たクリフォトの樹の情報とは?
スペード王国との戦争に勝機はあるのか?
ブラッククローバー最新話263話「影の情報」をネタバレありの感想とともに振り返る!
ブラッククローバー263話ネタバレ
ナハト、4体の悪魔を顕現!
各団の団長副団長しか出席を許されていない会議に突如現れたナハトに警戒心を強めるノゼルたち。
ユノはアスタに気づき目を丸くして驚いている。
そして次の瞬間、
ナハト「オレにもこの会議に出る資格はあるはずだけど」
そう言いながら団長4人の背後にべったりと悪魔を召喚するナハト!
前回ギモデロという悪魔を従えていることが明らかになったナハトだったが、まさか他にも悪魔を飼っていたとは…恐るべし副団長。
悪魔を操る謎の男に困惑する団長たちにユリウスがこう補足する。
彼は副団長だよ 黒の暴牛のね
スペード王国で潜入捜査をしていたんだ
どうやら魔法帝はナハトのことを知っていたようだ。
しかしそのユリウスでさえ、ナハトが悪魔憑きである事実は初耳だった様子。
ますますその素性が気になるナハト、ジャック・ザリッパーは古い記憶をたどりナハトに似た男がヤミと行動を共にしていたのを思い出す。
そしてこの意味深な2人の会話。
ジャック・ザリッパー「テメーは確か……!?だがテメーの魔法は………」
ナハト「そいつはもういない」
どうやらジャックが知るナハトが使っていた魔法はいまのナハトのそれと異なるらしい。
この先、ナハトとヤミの過去が描かれるのを心待ちにしていよう。
「クリフォト降臨の儀」悪魔10体が待ち受ける
ナハトが黒の暴牛副団長だと分かって、警戒心を解いた団長たち。
ナハトはこれまでのスペード王国での潜入捜査で得た「クリフォト降臨の儀」について説明し出す。
まとめるとこうだ。
- 冥府の門を開くための儀式が「クリフォト降臨の儀」
- 「クリフォト降臨の儀」の生贄として闇魔法のヤミと世界樹魔法のヴァンジャンスが捧げられる
- クリフォトは7日間かけて降臨する
- 1日ごとに1つの階層(門)が徐々に開かれていく
- 階層にはクリフォトに整合する悪魔が10体散らばっている
- 階層が深くなればなるほど悪魔も強くなっていく
- 上の層の悪魔でさえ漆黒の三極性と同等の実力を持ち、それ以上の悪魔が何体か存在する
- 最後に待ち構えている悪魔がルチフェロ
- ルチフェロが出てきてしまった段階でヤミとヴァンジャンスも死ぬ、世界も滅ぶ
つまり、ルチフェロが出てくる前にヤミとヴァンジャンスを救出しなければいけないということになる。
アスタを最強にしてスペード王国へ急襲だ!
たった1人でクリフォト降臨の儀の情報を集めてきたナハトに感心するノゼル。
自分たちが生きる世界が滅んでしまうかもしれないというのになぜ漆黒の三極性はクリフォト降臨の儀なんてものをやろうとしているのか全く理解できないリルがその理由を尋ねると、ナハトはこう返す。
理解できる理由なんてないんだろう(中略)
自分の欲求のために平気で他人を傷つける(中略)
その究極形の彼らの考えてることなんて理解したくもないし知ったことじゃない
どうやったら自分がもっと楽しめるか、より強い敵と戦えるか、たしかにダンテにしてもヴァニカにしてもそういうことばかり考えているイカれた連中だ。
同じ人間の尺度で測れるような相手じゃないのだ。
付け加えてナハトは寒気すら感じる恐ろしい表情でこう言い放つ。
理不尽な悪
オレはそいつらが一番嫌いだ…
神が赦しても悪魔が赦しても
オレが赦さない
ふだんニコニコしているナハトが言うから余計に怖いシーンだった。
そうは言っても、ナハトは自分の実力をちゃんと把握しており、自分では漆黒の三極性には到底太刀打ちできないと分かっているようだ。
そんな彼が切り札として提示したのは他でもないアスタ!
彼を最強にする
反魔法にはその可能性がある
アスタが最強になる…!!
楽しみだ。
しかし、冥府の門が開かれるのはなんと3日後。
ナハト「今度はこちらが攻める番だ」
アスタを中心に対悪魔精鋭部隊を結成し、スペード王国を攻める。
これがナハトの作戦だ。
遡ると対エルフ戦では、体を乗っ取られた団長たちと戦うはめになったため全団長たちが協力して敵に立ち向かう姿は見られなかった。
だが今回は違う。
全団長とその団員らのクローバー王国最強戦力でスペード王国とガチ戦争なのだ。
次回はアスタの特訓が描かれるのだろうか。
それともそういう描写は省いて、いきなりスペード王国を急襲するところから始まるのか。
どちらにせよ、両軍そうとうな死傷者が出る戦になりそうである。
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